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どうすれば良い?介護の現場で多職種連携をスムーズに進めるコツ

多職種との連携をスムーズにするには?
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多職種との連携をスムーズにするには?

多職種連携をスムーズに行うには?

介護の現場では介護士をはじめ医師や看護師、理学療法士や栄養士、ケアマネジャーなど多職種と連携しながら仕事を進めています。ですが、異なる職種の人たちとチームを組む場合、それぞれの考え方の違いから対立が生じることがあります。連携をスムーズに進めるにはどうすれば良いのでしょうか?

考え方や視点が異なることを理解する

介護の仕事は「利用者が自分らしい生活を送れるようにすること」に重点を置いています。ですが、医師や看護師などの医療従事者は治療や経過観察を重視するため、考え方の違いから意見の対立を招きやすいんです。
ほとんどの人は「自分の意見が正しい!」と思いながら意見を伝えているので、否定されると不快な気分になります。「相手が間違っている。自分の方が正しい!」と自分の意見を主張し、更に対立を悪化させてしまうケースも少なくありません。意見が対立した時は自分の考えを主張するのではなく、相手の話を否定せず、まずは話を聞くようにしましょう。介護士とは異なる視点で利用者について考えているので、自分では思いつかない新たな解決策や課題が見つかる可能性もありますよ。
相手の考え方や価値観を理解することを心がけましょう。そして、自分の意見を述べる時は客観的なデータや根拠を参考にすると、「主観のみで意見しているのではない」ということが伝わりやすくなります。

情報共有のバラつきをなくすために

スタッフが多くなると情報共有が難しくなります。情報が共有されていないとミスが起こりケアの質も低下してしまうので、それを避けるためにも積極的にコミュニケーションを取って、チーム内の人間関係を良好にしておくことが大切なんです。
連絡ノートや口頭伝達で情報を共有するのが一般的ですが、「聞いていない」「知らなかった」といったすれ違いもあります。情報のバラつきを防ぐために、何かしらの対策を考えなければなりません。実際、ある施設では情報を一元管理できるシステムや連携をスムーズにするためのシステムを導入しています。
その施設では情報のバラつきを予防するために利用者情報などをタブレット上で管理できるシステムを導入したそうです。介護計画書やリハビリ計画書をタブレット上で作成・閲覧・共有ができるので、以前よりも意思の疎通がスムーズになりました。また、利用者の「できる」「できない」もグラフ化できるので、利用者の状態を把握しやすくなり、介護計画書の作成に役立てることができたのだとか。
このように、多職種連携をスムーズにするには情報共有が重要です。チームをまとめる介護リーダーはコミュニケーションが取りやすいように尽力していますが、スタッフ1人ひとりがチームワークへの意識を高めることも大切ですよ。

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